本書は、大学での連結会計論の講義における板書と口頭での説明をまとめたものです。最近の学生の多くは、講義に出席し理解したつもりでも、自宅でもう一度テキストを読み返すと、なぜそのような会計処理をするのか理解できず、問題を解いても正解に辿り着けないことが多いものです。 そこで、本書は、基礎の基礎から、なぜそのような仕訳をするかなど、問題の解き方をステップ形式で説明しています。平易な文章で丁寧に記述し自力で問題を解けるようになる工夫をしています。一度説明した内容であっても、重要なものについては再掲しています。これは同じ内容に繰り返し触れ、理由も含めて覚えることにより忘れにくくすることと、学生がいちいち前のページに戻って分からない箇所を探すという手間がかからないようにしたためです。 注意していただきたいのは、テキストに記載してあることは、この講義ノートには記載していないので、別途、テキストを必ず購入する必要があります。 また、講義ノートを参照しながらテキストを読み、テキストの問題を実際に手を動かして解き、ある程度理解できたと感じたら、問題集の問題を必ず解くようにしてください。同じ問題を最低3回は解かないと頭に入らないと思います。その後、苦手な問題は、1週間後、1ヶ月後などと忘れる前に何度も解くようにしてください。問題を解く時には日付を記入し、時間を計り、解く時間が早くなることを意識することも重要です。 色々なテキストや問題集に手を付けるより、同じテキストを何度も読み返し繰り返し解き、第何章に何が書いてあるか、あの項目は見開きページの右上に4行位で書いてあったなどと思い浮かぶ位になることも重要です。 問題を解いていてまちがった箇所はなぜまちがったか原因を究明し、同じまちがいをしないための方策を必ず探してください。まちがいノートを作り、それをできれば毎日読み返すことも簿記の能力アップのためにはとても良い方法です。 講義ノートで大事だと思ったことは、テキストに書き込んだり、予想問題を解いていて間違いやすいポイントをテキストに書き込んだり、予想問題の重要な部分をコピーしてテキストに貼るなどして、テキストを見れば何でも分かるという情報を一元化することをお勧めします。これをしておけば、電車の中でもテキスト1冊のみで勉強が出来、試験の直前においても、テキストを全部見れば、今まで勉強してきたことすべての確認作業ができることになります。 勉強は本来楽しいものです。また勉強を頑張って資格を取得出来たときの嬉しさは格別です。努力したことが結果に結びつく。これが勉強の楽しさだと思います。学生の皆さんには、時間のある学生時代に是非、勉強に取り組んで自分自身の価値を高めてもらいたいと思っています。 本書は、日商簿記検定1級、同2級(平成29年度から連結会計が同2級の試験範囲に加わりました。)、税理士試験などの資格取得にも大いに役立つものと思います。 皆さんそれぞれの将来の夢の実現に本書が少しでも役に立てば嬉しい限りです。
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