- 11
- 4.09
▼第12話/先從隗始〔先ず隗より始めよ!!〕▼第13話/奇謀詭策▼第14話/食客三千 ▼第15話/刎頚の友▼第16話/長平の大合戦●主な登場人物/郭塊(第12話)、田単 (第13話)、孟嘗君(第14話)、藺相如、廉頗(第15話)、白起(第15、16話)●あ らすじ/薛の領主の側室の子として生まれた田文。のちの"戦国の四公子"の一人、 孟嘗君である。その才能を評価していた亡父・田嬰の遺言で薛の領主となった孟嘗君 は、情報源である食客を大切にもてなしたため、そのもとには各地から様々な人材が 集まった。政治を論じる遊説家だけでなく、物真似の名人や盗みの名人まで、「何か の役に立つことがあるかもしれない」といって迎えたため、"食客三千人"と言われ るほどであった。ある日、仕えていた斉王の命で秦に赴くことになった孟嘗君は、食 客を引き連れ"虎狼の国"秦へ向かったのだが…(第14話)。●本巻の特徴/古代中 国の戦国時代。強国・秦に対して敢然と立ち向かい、自国・趙を守り抜いた藺相如と 廉頗の友情を描いた「刎頚の友」ほか、全6話を収録。●その他の登場人物/燕王・ 噌、子之、楽毅(第12話)、騎劫(第13話)、田嬰、昭王(第14話)、恵文王、昭王 (第15話)、超奢、超括(第16話)●本巻に登場する故事成語・諺・歴史用語など/ 隗より始めよ、楽毅の手紙(第12話)、鶏鳴狗盗(第14話)、刎頚の友(第15話)
レビュー(11件)
中国史をざっくり理解するには良いです。横山氏のまんがは人物がほとんど同じに見えてわかりずらい。
またもや有名故事成語w
この巻でも色々なタイプの人間が出てきて非常に勉強させて頂きました。有名なビジネス書を読むのも損にはなりませんが、人生の教科書としてこういった漫画を何度もリピ読みするのも悪くないと思います。 司馬遷の「史記」は著者自身が、モラトリアムのような時期に各地を流浪していた経緯があり、実際の見聞も多く含まれているそうですから、登場人物像にもかなりのリアリティーがあるのですが、この3巻ではのちの"戦国の四公子"の一人、孟嘗君と藺相如と廉頗の逸話が秀逸でしたw 下記は3巻のチャプターになりますが、この中での「食客三千」においては鶏鳴狗盗、「刎頸の友」ではその名の通り刎頸の交わりの元になった故事成語が出てきます。 「先從隗始」 「奇謀詭策」 「食客三千」 「刎頚の友」 「長平の大合戦」 他、長平の大合戦などはかなり大規模なものだったらしく、読む部分読む部分が兎角新鮮でしたが、3巻ではまだ周の戦国時代になりますから、もう少し分かり易い始皇帝時代・項羽と劉邦が出てくるまでもう少し時間がかかると行ったところでしょうか???
この3巻には、巻末に『史記』関連年表が載っていて、時代を把握する手がかりになります。
子供が塾の先生薦められたみたいです。(1)を購入してよかったので(2)(3)も続けて購入しました。
中国の歴史を知りたければやっぱり横山先生の史記で決まりです。