キリスト教史上、最もラディカルな思想家であるエックハルト。
それ自体すでに無相である神を突破するとはどういうことか?
「存在そのもの」である「神」からすら区別される「神性」「神の根底」とは何か?
神のすべてを持ってしても満足しない知性が求める究極の真理とは?
善なる真理、永遠の真理、不変の真理にかけて言うが、この光(=魂の火花=知性)は、純一で静止している──与えることも受け取ることもしない──神の存在にすら満足しない。さらにこの光は、その存在がどこから来たのかを知ろうとする。この光は、いかなる区別も、父や子や聖霊すらも、その内を決して窺ったことのない単純な(神の)根底、静寂なる荒野へ進もうと欲するのである。 --マイスター・エックハルト
はじめに
第一章 その時代と生涯
第二章 存在への問い、自己への問い
第三章 被造物の無
第四章 我 性
第五章 知 性
第六章 神の子の出生
第七章 放 下
第八章 突 破
第九章 無
第十章 根 底
第十一章 生
終わりに
エックハルト研究の現況
あとがき
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