「廉潔の士」、強力な権限をもつ公安委員会の委員、最期は自身もギロティンで首を刎ねられた「暴君」……。死後二世紀を経た今なおロベスピエールは人びとの感情的な偏見と論争の対象である。革命的な理想の創出者だったのか、あるいは恐怖政治の創始者だったのか。本書は革命の進展と同時に彼が選択した政治的立場を丁寧に辿り、怪物というイメージがいかにして創り出されたのかを明らかにする。
序言
第一章 若い有力者の人物像(1758–1783年)
第二章 政治活動の開始(1783–1789年)
第三章 「ロベルトスピエール」から「廉潔の士」へ(1789–1791年春)
第四章 ジャコバン派の旗頭(1791年春–9月)
第五章 異議を唱えられた指導者(1791年10月–1792年9月)
第六章 優柔不断な統率者(1792年9月–1793年7月)
第七章 権力の試練(1793年7月–1794年4月)
第八章 打ち倒された偶像(1794年4月–12月)
第九章 怪物としての革命家像
結論 フランス革命の魂にして謎
訳者あとがき
参考文献
人名索引
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