学級で行う朝学習の漢字テストから、センター試験級の大規模テスト、そして国際的な心理テストの日本語版作成にあたっての標準化の注意事項などを例にあげ、望ましいテストの作り方を伝授する。本書では、信頼性係数、項目反応理論、マルチレベル分析、適正処遇交互作用を重点的に取り上げている。
第1章 テストをつくり評価するーー古典的テスト理論
1.1 教育心理学とテスト
1.2 テストの定義
1.3 テストの作成
1.4 データ行列
1.5 項目分析
1.6 標準得点と偏差値
1.7 テストの精度(信頼性係数)
1.8 まとめ
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第2章 適性処遇交互作用ーー 一般線形モデル
2.1 適性処遇交互作用とは
2.2 分散分析を用いた適性処遇交互作用の検討
2.3 一般線形モデルとしての回帰分析
2.4 まとめ
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第3章 読解力に対する学校の影響1--マルチレベル分析の基礎
3.1 階層の影響
3.2 階層データに対する分析
3.3 ランダム切片モデルーーマルチレベル分析の基礎1
3.4 ランダム傾きモデルーーマルチレベル分析の基礎2
3.5 ランダム係数モデルーーマルチレベル分析の基礎3
3.6 帰無モデルと級内相関係数
3.7 モデルの比較
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第4章 読解力に対する学校の影響2--マルチレベル分析の応用
4.1 独立変数が2つ以上の場合ーー重回帰モデル
4.2 係数に関する回帰モデルーー切片と傾きを従属変数とするモデル
4.3 くり返し測定に対するマルチレベル分析の適用
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第5章 1つのテストがいくつの能力を測っているのかーーカテゴリカル因子分析
5.1 はじめに
5.2 順序尺度
5.3 相関行列と因子分析
5.4 因子分析を順序尺度データに適用するときの影響
5.5 2値型データに対する積率相関係数(ファイ係数)
5.6 項目の平均値が因子分析に与える影響
5.7 テトラコリック相関係数(四分相関係数)
5.8 ポリコリック相関係数(多分相関係数)
5.9 カテゴリ数の影響について
5.10 まとめ
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第6章 正答数によらないテストーー現代テスト理論
6.1 項目反応理論
6.2 潜在ランク理論
6.3 まとめ
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第7章 テストの得点を比較するーーテストの等化
7.1 テストを結ぶ
7.2 等化を行うための条件ーー等化計画
7.3 等百分位法
7.4 項目反応理論を用いた等化法
7.5 等化における注意点
7.6 等化の果てにーー項目バンクとCBT
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第8章 外国語尺度の翻訳版をつくるーー特異項目機能
8.1 翻訳版尺度における等価性
8.2 特異項目機能
8.3 日米の大学生の外向性データ
8.4 純化の手続き
8.5 マンテルーヘンツェル法
8.6 指標KによるDIF検出ーー項目反応理論を用いた方法
8.7 DIF項目の解釈
8.8 DIF検出の計算手続き上の注意点
8.9 3値以上,3母集団以上の分析
8.10 まとめ
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付録
各章のQuizの解答
索引
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