あの『菊と刀』と並ぶ 外国人による日本文化論の傑作!
小さいものに美を認め、あらゆるものを「縮める」ところに日本文化の特徴がある。世界中に送り出された扇子、エレクトロニクスの先駆けとなったトランジスタなどはそうした「和魂」が創り出したオリジナル商品であった。他に入れ子型・折詰め弁当型・能面型など「縮み」の類型に拠って日本文化の特質を分析、“日本人論中の最高傑作”と言われる名著。
第1章 裸の日本論
第2章 「縮み志向」6型
第3章 自然にあらわれた「縮み」の文化
第4章 人と社会にあらわれた「縮み」の文化
第5章 現代にあらわれた「縮み」の文化
第6章 「拡がり」の文化と今日の日本
レビュー(20件)
外国人(韓国)の方から見る日本人の日本人論。的確な表現で思うところ大です。 ただ、少し年代が昔の感覚で、途中から日本への僻み的な表現もあり、それも含めて海外からの見え方を考えさせられます。「海外の常識=欧米の常識」という日本人には一度読んでほしいですね。
トランジスターの意味がよくわかる
NHKでも放送されたが、作者の日本観には驚かされる。日本人には自分自身の強みと弱みがわからないことが実感される
読書日記
日本人論。普通。 俺は、外国人が書いた日本人論が割りと好きだ。本質をついている場合が多いから。で、これもそう。 最初のほうに、今までにある外国人が書いた日本人論は、西洋人が書いているためか、西洋と日本の違いに着目しすぎているため、日本人の特徴を書いているようで、アジア人から見たらそれはアジア人全般にあてはまることで、特に日本人の特徴を現しているものではない。というわけで、韓国人から見た日本人の特徴を書くというようなことが書かれてあった。なるほどと思った。 途中から、なんか韓国は善い日本は悪いみたいな書き方になってて、なんか気分が悪かった。で、読んでる俺のほうも、それは違うんじゃねーか、あんたは悪いと思ってるけど日本人の価値観じゃそれは善いことなんだよとか思うようになって、こっちもけんか腰になってて、段々、この人が書くことは全部日本批判なんじゃねーかとか思うようになってきた。 書いてある個々の日本人の特徴は納得できるものが多かったが、それを全部「縮み」志向に結び付けようとしてたところに無理があると思った。あえて「縮み」に拘る必要な無かったんじゃないかと思う。 最後にいいことを書いていた。