より正確で安価なクオーツ式が普及したにもかかわらず、
高価な機械式腕時計に魅せられる人が後を絶たないのは何故か?
永久カレンダー、天文表示、オートマタ、鳴り物など、五大複雑機構の仕組みと変遷、
13世紀から今日へ語り継がれた数々の逸話の真偽、
スイス、ドイツ、日本85ブランドの特徴と代表モデル、購入時や使用時の注意点までーー。
博覧強記の著者が半世紀かけて積み重ねた知見を、豊富な図版と共に披露!
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序章・そもそも機械式時計とは
1)機械式とクオーツ式 2)そもそも「機械式」とは何か
第一章 機械式時計の基本構造
第二章 複雑機構
序)複雑機構とは何か
1)クロノグラフ 2)永久カレンダー 3)天文表示 4)オートマタ 5)「鳴り物」(アラーム・ソヌリ・リピーター)
第三章 間違いだらけな時計の歴史
11〜13C・機械式の起源:「機械式時計は中国で発明された」=×
14C・複雑機構の起源:時計の機構はより複雑な方が高度である=×
16C・携帯時計の起源:「携帯時計はペーター・ヘンラインが1505年に発明した」=×
16C・時計と宗教改革:「スイスで時計産業が発達したのは水と空気がきれいな山国だから」=×
16〜19C・和時計の誕生と進化:「機械式時計の1時間は夏でも冬でも変わらない」=×
17C・振子とヒゲゼンマイの誕生:「振子時計はガリレオが発明した」=×
18C・経度の発見:「クロノメーターは時計の精度の公式認定規格」=△
18C・マリー・アントワネットと3人の時計師:「ボーマルシェは劇作家である」=△
18〜19C・時計産業の機械化:「高級時計は伝統的な手仕事で作られる」=△
19〜20C・腕時計の誕生:「腕時計はA=L・ブレゲが発明した」=×
20C・クオーツ危機:「日本のクオーツ式がスイスの機械式を駆逐した」=×
20C・スイス時計産業の復興:「スウォッチグループはN(ニコラス)=G(ジョルジュ)・ハイエック氏が創業した」=△
21C・スイス時計20××年問題:「機械式腕時計のムーヴメントは大半がETA社製」=○→×
第四章 機械式時計の現状と主なブランド
第五章:機械式腕時計の選び方と買い方
1)何を選ぶ? 2)どこで買う? 3)どこを見る?
コラム1:「エアリーの定理」って、どんな定理?
コラム2:スイスの時計業界用語
コラム3:「時計界のピカソ」G・ジェンタ
コラム4:腕時計のドレスコード
レビュー(13件)
近所の本屋さんに売ってないということで家族から頼まれて購入しました。 なので、本の中身はわかりません。 ただ、なかなか手に入らない本も、こちらで購入することができるのは、とてもありがたいです。
非常に読み応えがあり、面白い本でした。 山田氏の機知に富んだ文章も良かったです。 機械式腕時計の入門書としては些か内容が細すぎるように感じたので、既にそれなりに知識を持った方向けの本かもしれません。 個人的には大変満足しました。
あまり面白くなかった
講談社選書メチエなので、専門的な内容を期待していたのですが、凡百のムック本と大して変わりない、あまり目新しさのない本でした。
山田五郎さんの大ファんです。多才で本当に尊敬してます。時計についてわかりやすく丁寧に書かれているので、とてもためになります。ありがとうございます。
素晴らしき時計の世界
時計好きなら満足のさらに上を行く圧倒的な内容。 内容で言えば、1万超えでもおかしくない。 時計の仕組み歴史、内部機構に如何にして出来たのか。 一生そばに居る本になりそう。