躓きの石としての天皇 超克されざる「近代」
ーー近代日本のパラドクス
革命への赤き心は、なにゆえ脱臼され、無限の現状肯定へと転化されなければならないのか。躓きの石としての天皇、超克されざる「近代」--北一輝から蓑田胸喜まで、西田幾多郎から長谷川如是閑まで、大正・昭和前期の思想家たちを巻き込み、総無責任化、無思想化へと雪崩を打って向かってゆく、近代日本思想極北への歩みを描く。
[本書の内容]
●「超ー国家主義」と「超国家ー主義」
●万世一系と「永遠の今」
●動と静の逆ユートピア
●「口舌の徒」安岡正篤
●西田幾多郎の「慰安の途」
●アンポンタン・ポカン君の思想
●現人神
第1章 右翼と革命
--世の中を変えようとする、だがうまくゆかない
第2章 右翼と教養主義
--どうせうまく変えられないならば、自分で変えようとは
思わないようにする
第3章 右翼と時間
--変えることを諦めれば、現在のあるがままを受け入れたくなってくる
第4章 右翼と身体
--すべてを受け入れて頭で考えることがなくなれば、からだだけが残る
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