少女は星になりたかった。そして僕は、彼女の星を探したーー。
今世紀最高の純愛に、誰もがきっと涙する!
「最も映像化してみたい小説作品」そう絶賛され、LINE×日本テレビ×アニプレックスの三社が主催する第1回令和小説大賞にて見事大賞を受賞、応募総数4440作品の頂点に立つ。
本作はまさに、令和という時代が放った不朽の名作と言えよう。
若者たちの命を懸けたピュアな恋愛、全世界を巻き込んだ永久不滅のロマン=新天体発見、愛する人との悲劇的別れの予感…など、読み進めるごとに心が鷲摑みにされて、この小説世界から一歩も離れられなくなる。全国の書店員さんからも熱い感想が続々!
2021年新春には、日本テレビにて2夜連続ドラマ放送が決定。主演は人気の若手俳優・眞栄田郷敦、日向坂46の渡邉美穂。切なく儚くも、まっすぐな優しさ溢れるラブストーリーが、まさに今、世界を席巻しようとしている。 祖父の遺志を継ぎ、私設天文台の守り番となった大学生の鷲上秀星は、星祭りの夜、高校生の琴坂那沙と出会う。
「あたしね、星になりたいんだ! 」
新しい天体を最初に発見したものには命名権が与えられる。--そんな天文学界のルールを知って、那沙は「誰も知らない星」を一刻も早く見つけたいと強く望んだ。彼女の前向きさに背中を押され、秀星も一度は断念した新天体発見への情熱を再燃させる。だが、それは命のリミットを間近にした那沙の心の底からの叫びであり、悲しい運命の序章に過ぎなかった…。
永遠を誓う青年と少女の、号泣必至のラブストーリー!
レビュー(15件)
物語の始まりは、ヒロイン・琴坂那沙の「星になりたい」という一言から。主人公・鷲上秀星も当初、どこか儚さを感じさせるこの言葉の真意を掴むことはできません。新天体の第一発見者は命名権を得られると知った那沙が、天体に自分の名をつける事で「星になる」のだと語ったのをきっかけに、秀星は失いかけていた新天体発見への想いを新たにしていきます。星空に挑む中、秀星は那沙の置かれた境遇を知る事になり―― 本書の特長を二つ上げるとしたら、作品全体を通した文章の軽妙さと「時間」の描写ではないかと感じます。 天体観測や天体写真などに関わる大変マニアックな単語が並んでいながらも、それが説明過多にならないように配置されている印象を受けました。これらの丁寧な解説が秀星と那沙が挑む新天体発見の困難さを感じさせてくれます。 また秀星と那沙のやりとりは軽快でありながら、歳の差もあり、互いに踏み込み過ぎないようにしている二人の間には僅かな緊張感を覚え、そこがまたもどかしくて切なくて……。 後半に差しかかり、那沙が「星になりたい」その理由を打ち明けてからは、物語が一気に加速していくようでした。その加速していく感覚とは裏腹に、物語中の時間経過はごくごく短く、長くとも数日でしかないのです。 辛く切ない出来事と喜ばしい出来事が同時に進行していく展開は見事で、作中、日付と時間を明確にしていたが故に、一分一秒でも惜しい秀星達の想いに胸が締め付けられました。 お勧めです。