病気をきたす節足動物の取り扱いといった基礎知識にはじまり,気候変動に伴う節足動物媒介感染症の疫学にも触れている.節足動物による皮膚疾患,細菌感染症,寄生虫感染症,リケッチア症や蚊,ダニの媒介するウイルス感染症についても説明し,臨床のみならず検査科の方々にも役立つ内容となっている.また,節足動物媒介感染症における疑似ウイルスの作製とその応用について解説している. さらに,忌避薬についても触れ、作用メカニズムを明らかにしている.
■はじめに/牛島廣治
■病気をきたす節足動物の基礎知識/江下優樹
■気候変動に伴う節足動物媒介感染症の疫学/橋爪真弘
■節足動物による皮膚疾患/夏秋 優
◇蚊によるウイルス感染症
国内で注目される疾患
-デング熱,日本脳炎/モイ メンリン
海外で注目される疾患
-黄熱,ジカウイルス病,ウエストナイル熱,チクングニア熱,ベネズエラウマ脳炎,
西部ウマ脳炎,リフトバレー熱を中心に/林 昌宏
◇ダニが媒介するウイルス感染症
国内で注目される疾患
-SFTS,エゾウイルス感染症,ダニ媒介性脳炎など/松野啓太
海外で注目される疾患
-クリミヤ・コンゴ出血熱,ポワッサンウイルス感染症,その他の新興ダニ媒介性
ウイルス感染症/梶原将大
■主要な節足動物による細菌感染症/川端寛樹ほか
■節足動物によるリケッチア症/安藤秀二
■節足動物による寄生虫感染症/林田京子
■節足動物媒介感染症における疑似ウイルスの作製とその応用/谷 英樹
■忌避剤/川田 均
【地衛研だより】
岡山県環境保健センター/木田浩司
【心と体の健康管理】
医療に文化を取り入れるー書の療法/堀江 裕
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