フォーカシング指向心理療法(上)[オンデマンド版]
: E.T.ジェンドリン/村瀬 孝雄/池見 陽/日笠 摩子
フォーカシングの創設者ジェンドリンは、具体的な臨床場面でどのようにそれを用いているのか。
本書は、ジェンドリンのフォーカシングの臨床的応用の全貌があますところなく公開された、いわば著者40年の心理療法の集大成ともいえる待望の書である。
著者は、クライエント自身もまだ言葉にならずにいる曖昧なからだの実感に直接注意を向けることで飛躍的にセラピーが変わることに気づき、その実感をフェルトセンスと名づけ、そこに迫る過程を普遍化して、フォーカシングと命名した。
その中核的部分である「体験過程」をどうとらえ、どう導いていくのか、セラピーの中でそのような変化のステップはいかにして可能になるのか、またそれは情動やイメージとはどう違うのか。本書では、著者の豊かで独創的にな世界にふれながら、あたかも植物の芽ばえの瞬間を目にするような感動的な面接の実際を、クライエント治療者双方の心の軌跡を示す著者の詳細なコメントとともに体験することができるだろう。
続く下巻では、心理療法の諸技法をフォーカシングという観点で統合し、臨床的応用の可能性をさらに広く探るものとなっている。
日本語版への序
第1章 序論
第2章 2つの行き止まり
第3章 体験過程的
第4章・第5章 体験的一歩をもたらすためにクライエントがすること
第6章 からだで感じることの重要性
第7章 フォーカシング
第8章 フォーカシングを教える場面の実際
第9章 セラピーの中でフォーカシングを教える際の問題点
第10章 あるクライエントの面接記録から
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