はしがき
序 章 ロシアに対峙した近代文学者たち
1 「文学」の領分とロシア研究
2 本書の目的と構成
第1部 二葉亭四迷のロシアーー志士と文学者の両立
第一章 二葉亭四迷が生まれた土壌
1 先行研究の概観と論点
2 青年期の二葉亭と教育ーーロシア語と漢学
第二章 知露派言論人・二葉亭ーー明治三十年代の談話記事
1 談話記事のなかのロシア文学・社会論
2 日露戦争と『大阪朝日新聞』における活動
第三章 日露戦争後の二葉亭とロシア特派
1 文学解説とロシア思想研究ーー「露西亜文学談(ガンチヤロフの小説)」
2 文学・言論活動で雄飛する志士
第2部 内田魯庵のロシアーー啓蒙と思想・言論弾圧への抵抗
第四章 志士の理解者ーー内田魯庵の二葉亭追悼文
1 二葉亭との友情とロシアへの関心ーー「二葉亭の一生」を中心に
2 二葉亭死後の魯庵と日英のロシア研究への視線
第五章 思 想・言論弾圧への抵抗としてのロシア研究ーー随筆「労農政府の承認問題」(一九二三)
1 ロシア革命後の『太陽』におけるロシア関係魯庵随筆
2 「労農政府の承認問題」の分析
第3部 大庭柯公のロシアーー志士・二葉亭四迷の後継としての観察と実行
第六章 志士の挫折と新生ーー日露戦争前後の大庭柯公
1 同志との共闘ーー二葉亭追悼文「対露西亜の長谷川君」
2 「思想のために死す」--ウラジオストク拘禁中のロシア語聖書
3 新たな「自由簡易の天地」--大庭執筆ロシア関係記事(一九〇六ー一九一二)
第七章 「北隣の巨人に接せよ」--大正期の大庭柯公のロシア研究
1 第一次世界大戦と大庭のロシア特派
2 ロシア社会・文化・風俗の観察ーー「露国感想記」『露西亜に遊びて』
終 章 自由と「経世済民」の希求ーー近代文学者たちのロシア
1 本書の総括
2 『露西亜に遊びて』以後の大庭の活動
3 言論活動と社会関与の志向
あとがき
参考文献一覧
二葉亭四迷・内田魯庵・大庭柯公の動向と日露関係・国際情勢・ロシア情勢(一八六二ー一九二三年)
人名索引・事項索引
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