世界システム的な空間軸での「英米仏的は近代」とそれ以外の周辺的な各社会構成における「非西欧的な近代」との重層的関係および「非西欧的な近代」内部における重層的関係の把握と、時間軸での「近代」からのさらなる変容あるいは「近代」内部でのさらなる変容の把握(つまり「現在」の資本主義の段階論的把握)、という二つの座標軸の設定によってはじめて、「非西欧的な近代」としての日本資本主義の「近代」から「現在」への複雑な展開も把握できる筈であるという方法意識、宇野弘蔵の段階論という問題提起によって先蹤をつけられたこの方法意識から、「近代」と「現代」を論じたもの。
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