哲学と喜劇を自在に往還し、アンビバレントな「ロバ性」を捉えたブルーノの奇書。
ユダヤ・キリスト教に対する皮肉やユーモアを織り交ぜ、ロバの象徴的イメージの両義性ー「英知」と「愚鈍」-を描く本書は、雑然とした世界における正/負の垣根を超えた多様性への寛容という示唆に富む。後年、自身の作品リストからブルーノ自らその名を削除したという、ブルーノ著作群の中でもひと際型破りな一冊。
献呈の書簡
ロバを賛美するソネット
勤勉で献身的で敬虔な読者への演説
雌ロバと子ロバの意味に関するたいそう敬虔なるソネット
第一対話
第二対話
第三対話
キュレーネーのロバ
訳注/解説
ジョルダーノ・ブルーノ著作集/全7巻予定
❶『カンデライオ』
❷『聖灰日の晩餐』
❸『原因・原理・一者について』
4『無限・宇宙・諸世界について』
❺『傲れる野獣の追放』
❻『天馬のカバラ』(本書)
❼英雄的狂気
関連書:「ジョルダーノ・ブルーノ伝」(仮題)加藤守通著、「影の敷居」(仮題)ヌッチョ・オルディネ著 加藤守通訳、『ロバのカバラ』ヌッチョ・オルディネ著 加藤守通訳
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