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第52回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。 コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。 女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。 しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろうか。 「芦屋令嬢」育ち、謎多きカイロ時代、キャスターから政治の道へーー 常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す彼女。 今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、 三年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切る。 〔目次より〕 序章 平成の華 第一章 「芦屋令嬢」 第二章 カイロ大学への留学 第三章 虚飾の階段 第四章 政界のチアリーダー 第五章 大臣の椅子 第六章 復讐 第七章 イカロスの翼 終章 小池百合子という深淵
レビュー(184件)
出版のタイミングからも筆者・編集者の悪意は明らかですが、伝記本としてのクオリティは非常に高いと感じます。そして、一年以上経っても名誉毀損などで提訴された形跡がないので、誇張はあるにせよ大半は事実なのでしょう。まさに小説より奇なり。治世の評価は後世に託すとしても、権力への欲望と風向きを見るセンスは戦後稀に見るレベル、一時代を画した人物であるのは間違いないと思います。
去年の七月に購入して、夢中になって読んで、打ちのめされた本でした。 もう一度、政治の背景などを調べながらじっくり読もうと思っていた矢先、三浦春馬さんの訃報があり、打ちのめされ、再読はお預けになったまま半年以上過ぎました。心の傷が癒えたら読みたいと思います。 著者の石井妙子さんには、三浦春馬さんのことも是非書いていただきたいと願っています。
小池百合子恐るべし・・・。 どこまでが事実でどこがフィクションなのかな? いずれにしても、大変興味深く読ませていただきました。
迅速な対応に感謝します。どうもありがとう。
よく調べてあるんですね。一気に読了しました。東京のリーダーは、政治を行う人はどういう人がなるべきなのか、考えさせられます。