近代哲学の父デカルトが、形而上学・自然学における全ての知を書き記した『哲学原理』。ここでは、『方法序説』で打ち出され『省察』で精錬されたデカルト哲学が、中世スコラ哲学との対峙・対決を通して、ついに完成をみる。後年のスピノザによる講釈や、ニュートンが愛読したことでも名高く、加えて近年では、人間の自由意志への解釈などが展開されている点で新たな注目を集めている必読古典書。この文庫では『哲学原理』第一部(形而上学の部分)を新たに全訳し、最新の研究成果を盛りこんだ訳者注解を完備、第二部以降(物理学・天文学・地学等)の要約を付す。
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