近代日本演劇史に〈小劇場演劇〉を位置づけ、その流れを辿る。さらに歴史的観点とともに、現在においてどのような劇団がどのような活動をしているのか、現代の小劇場演劇の諸相についても考察する。また、日本に留まらず世界の小劇場演劇の様相についても概説し、総合的に小劇場演劇について理解を深めることができる一冊。
執筆者:石川巧、梅山いつき、加藤敦子、後藤絢子、後藤隆基、嶋田直哉、高萩宏、仲田恭子、中村邦生、新野守広、早船聡、日置貴之、堀切克洋、松本和也
まえがき
I 〈時代〉からみる小劇場演劇
第1章 近代日本演劇史における〈小劇場演劇〉の位相 後藤隆基
第2章 アングラ演劇とその時代 梅山いつき
II 小劇場演劇の諸相
第3章 回想の遠近法、転形劇場と太田省吾と 中村邦生
第4章 クニのレキシを語ることー野田秀樹『贋作・桜の森の満開の下』を読む 嶋田直哉
第5章 “3・11”以後の寓話/フィクションーチェルフィッチュ『現在地』(作・演出=岡田利規) 松本和也
第6章 読解と翻訳ー木ノ下歌舞伎試論 日置貴之
第7章 演劇批評の「死滅」に抗うためにー一九九〇年代以降の国内的/国際的文脈を振り返って 堀切克洋
コラム 地域の演劇コミュニティを渡る 仲田恭子
III 世界の小劇場演劇
第8章 ドイツ語圏と日本の小劇場演劇 近代劇の原点と同時代性のゆくえ 新野守広
第9章 韓国の小劇場演劇 加藤敦子
コラム 過去と未来をつなぐ演劇 後藤絢子
IV シンポジウム
シンポジウム 小劇場演劇の現在・未来
高萩宏/早船聡/嶋田直哉/後藤隆基 石川巧(司会)
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