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優しく、美しく、甘やかな世界が、ラストの数行で、残酷に崩壊する快感。景色が反転し、足元が揺らぎ、別な宇宙に放り出されたかのような、痛みを伴う衝撃。かつて、まだ私たちが世界に馴染んでいなかった頃の、無垢な感情を立ち上がらせてくれる、ファンタジックな短編集。ミステリの醍醐味、ここにあり! 難病の女の子を喜ばせるため、星座を一つ消して見せる男の子を描く表題作ほか、5つの物語のすべてに驚愕のどんでん返しが待つ傑作短編集! 恋煩い 妖精の学校 嘘つき紳士 終(つい)の童話 私たちが星座を盗んだ理由
レビュー(148件)
中学生子どもに頼まれての購入
本の虫の子どもに頼まれての購入です。 一度読み始めると続きが気になって、寝る間も惜しんで読破してしまうのですが、こちらは短編小説がいくつか載っているので、朝読書に適しているそうです。