厳貞子 評論集。本書は、金花淑の詩に関する評論集である。2016年から2024年まで各文学誌と新聞に発表された評論10編を本にまとめている。作家論、作品論、付録、3つの内容に構成されている。
金花淑は中国、韓国、日本という3国を背景に持つグローバル作家であり、在日本朝鮮族文壇を代表する詩人である。 2014年に韓国の月刊誌『文学世界』の新人文学賞に当選し、韓国詩壇にデビュー、翌年の2015年9月にチョヌ(天雨)出版社から第1詩集『美しい錯覚(아름다운 착각)』を出した。2年後の2017年に出版された第2詩集『光の届き方(빛이 오는 방식)』は韓国(社)世界文人協会による第12回海外作家詩部門大賞を受賞、さらに2年後の2019年には第3詩集『翼は夢じゃない(날개는 꿈이 아니다)』が出版された。第四詩集『翼の礼儀(날개의 례의)』は2022年に中国延辺作家協会企画図書に選定され、延辺人民出版社から出版されるなど、10年の間に四冊の詩集が出版されている。そして、第3詩集『翼は夢じゃない(날개는 꿈이 아니다)』は日本語で翻訳出版された。
金花淑の詩の特徴は人生に対する深い省察である。深い省察を経て洞察の境地で詩的内面化がなされている。自然に対する敬虔さ、生命に対する愛が現れており、そして人生に対する省察を通じた詩の主体の覚醒と内面への拡張が見られている。
金花淑の詩は、世界のハングル文学圏でグローバル文学として広く影響を与えるだろう。
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