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〈大坂の陣410周年〉 徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。 亡き昌幸とその次男幸村ーー何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。 『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本刊行時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化! 【目次】 家康の疑 逃げよ有楽斎 南条の影 名こそ又兵衛 政宗の夢 勝永の誓い 真田の戦 解説 大矢博子
レビュー(43件)
おすすめ
まだ、読み始めたばかりですが、ボリュームがあり、読み応えがあります。
めちゃくちゃ面白い!塞王の楯を読んで面白かったのでこの本を買いましたが予想以上でした。次に読み始めた別の本が物足りなくなるくらい。戦国時代が少しでも興味あるならかなりおススメです。
これは名作中の名作ではないかと。最後の「真田の戦」の章、家康・正信vs信之の戦いは、息をもつかせぬといった感じでした。これまで知らなかった毛利勝永などのことも知ることができ、満足しました。
なかなか読み応えがある作品でした。文庫化を待った甲斐がありました。