『きみの砦から世界は』(思潮社)以来、4年ぶりの最新詩集。
この「素晴らしい」地上に送る52篇の詩が、4つの章で構成されている。
Second Chidhood、Astronomical Observation、Daydreamer、Serendipity。
人生の後半に訪れるあらたな「子供時代」。恋をして、カレーを作り、詩を書く日々。町は、「いなくなってしまった」ひとであふれている。
そんな記憶がことばの波に洗われながら、道の向こうからやってくる。日々、書き連ねた千の詩篇から選ばれ、構成された1冊の詩集。
ハワイ島に住むリタイアした「アトム」に。雨降りの日にカレー作りのお家を外から覗いている猫に。富士見通りから旅立った詩の友だった天使に。そしてスクリーンのなかの愛すべき男たち、女たちに送る挨拶のような詩。
世界は辛いこと、切ないことで満ち溢れているけれども、それでも、背筋を伸ばして、勇気を出して、さかまく髪のライオンのように、くせ毛をなびかせながら、この「素晴らしい」世界に届ける言葉たち。
Second Chidhood
荒ぶる
空で待っている
ドーナツ
教室
くせ毛
蛸
ゴール
アブラカダブラ
雨降りカレー
炒飯
地図
読書
虫
Astronomical Observation
月曜日
ゲーム
発語
世界
戦後
ファニーな十月を
秋の声
文学
百年の夏
庭
白馬
Daydreamer
LUCKY
天使
軽薄
宇宙家族
フェルナン
夏のグラウンド
アトムの島
八月に生まれた
スモーク
感情
ある男
冬の旅
人間のシンポジウム
電車
Serendipity
眠る樹
十月のひと
ロマンス
生活
さようなら、三月
写真
水
着物
夜
夏の嵐
料理
喫茶
記憶
なんて素敵な世界なんだろう
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