バー<スリーバレー>でめくるめく文学談義
『雪国』はミステリ?『蒲団』はライトノベル⁉
さらには『檸檬』や『金閣寺』を
大胆不敵な解釈で解明する!
デビュー作『邪馬台国はどこですか?』から通算100冊目!
大学教授の曽根原は、ふと気づくとバー〈スリーバレー〉の前に足が向いている。女性バーテンダー・ミサキの魅力なのか、文学談義のせいなのかは分からない。ある晩、ミサキが質問を繰り出したのは、川端康成の『雪国』についてだった。『雪国』はミステリでなはいか、というミサキの疑問に、途中から入店してきた宮田が珍妙な回答を話し始めて……。さらに、田山花袋『蒲団』、梶尾基次郎『檸檬』、三島由紀夫『金閣寺』と日本文学界の名作の新解釈で贈る、鯨統一郎最新作。
レビュー(12件)
文学談義シリーズの第2弾。第1弾と同様に、歴史談義シリーズと比較するとやや納得感に欠ける。檸檬にはあまり違和感は無かったが、雪国の幽霊(雪女)にはやりすぎの感が拭えない。ただ物語としては全体的に面白いので、第3弾が出版されたら購入しようと思う。 また本筋とは外れるが、金閣寺の編でバーから出ていった美女が誰か気になる。たぶん早乙女静香だとは思うが。