ヨーロッパを流れる2つの大河ーーマース川とライン川ーーの河口に位置し、水害に悩まされてきたオランダは、利水と治水をいかにして両立させてきたのか? 国家政策と科学的アプローチ、そして「健全なる河川」と「側方分水」という視点から、その歴史をたどる。
まえがき
序章 「側方分水計画」とは
第I部 近世までの河川
第1章 排水路としての河川
第2章 利権としての河川
第II部 黄金時代の河川
第3章 オランダ連邦共和国ーーその成立と国家体制
第4章 防衛線としての河川ーー共和国成立期からフッデとホイヘンスによる河川調査まで
第5章 パネルデン水路の開削
第III部 理性の時代の河川
第6章 18世紀初頭の政治、思想、科学
第7章 主権者と河川ーー第2次無総督時代(1702-47)のホラント州における河川行政改革の取り組み
第8章 「健全なる河川」の理念をめぐる論争
第IV部 維新と革命の時代の河川
第9章 オラニエ維新と河川政策の転換
第10章 側方分水計画と河川総監職創設
第11章 クリスティアーン・ブルニングスとライン川諸派川流量測定
第12章 河川と革命
終章 「健全なる河川」とは
補論 超過洪水対策と非定量治水について
あとがき
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