成功のカギとは何か?
──競争を通して成長する、良いものは貪欲に真似る
自分の力を信じて努力する、頂点に安住しない
本書は、没後400年を記念して刊行された評伝画集です。ライバル狩野永徳にはない、みずみずしい詩情、さわやかな色彩感覚を発揮し、水墨画や、ともすると空虚な豪壮さに走る桃山障壁画の中にあって異彩を放つ名作を生みだした等伯。その代表作を多数紹介しながら、波乱の生涯を辿ります。
地方出身の一介の絵師が、千利休、永徳、豊臣秀吉などの一流の文化人や強大な権力者と関わり合いながら、中央画壇で確固たる地位を築いていく──その足跡から浮かび上がるのは、生き方に少し不器用で家族思いの愚直な男の姿です。と同時に、自らの技量とブランドに誇りを持ち、戦略と野心と実行力で頂点を目指す熱血仕事人間の姿も見えてきます。
随所に「等伯の言葉」を織り交ぜ、等伯の「考え方」が浮かび上がります。
コラム「等伯の技法」「等伯の戦略」などで様々な切り口から巨匠の秘密を探ります。
「等伯の家系と京都での主な人間関係」では相関図で、人と人との複雑な繋がりを理解しやすく整理しています。
変革の荒波にもまれた美のプロフェッショナルたちの物語をより幅広く知りたい方には小社の『すぐわかる人物・ことば別 桃山時代の美術』がお薦めです。時代全体を見渡せる便利でビジュアルな美術入門書です。
レビュー(6件)
とてもいい
安部龍太郎の等伯を読んだばかりだったので、その世界観をまた味わえ満足でした。
とても満足しています
掲載されている作品がとてもキレイで見る度に感動しています。
今、旬の人だから
値段の割りに印刷もきれいです。解説も分かりやすいです。今、日経新聞に連載されているのでそれとあわせて読んで楽しんでいます。
日本の歴史
安土桃山時代、織豊から江戸の初期、侘びさびの一方でこの絢爛さ、そして謎の多い松柏図屏風、これをじっくり楽しめます。