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お姥捨てるか裏山へ、裏じゃ蟹でも這って来る。雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は胸のはりさける思いで背板に乗せて捨てにゆく。残酷であってもそれは貧しい部落の掟なのだー因習に閉ざされた棄老伝説を、近代的な小説にまで昇華させた『楢山節考』。ほかに『月のアペニン山』『東京のプリンスたち』『白鳥の死』の3編を収める。
お姥捨てるか裏山へ、裏じゃ蟹でも這って来る。雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は胸のはりさける思いで背板に乗せて捨てにゆく。残酷であってもそれは貧しい部落の掟なのだー因習に閉ざされた棄老伝説を、近代的な小説にまで昇華させた『楢山節考』。ほかに『月のアペニン山』『東京のプリンスたち』『白鳥の死』の3編を収める。
レビュー(130件)
姨捨山の話が読みたくて購入しました。面白かったです。
すぐ届きました!
本日、無事に届きました(o・ω・o) ありがとうございました(o・ω・o)
死生観
死生観について考えさせられた。情緒ある日本人なら一読しておいて損はない一冊。
表紙のデザインも良い。単行本化したのもよいと思う。
楢山節考
このような残酷で悲哀な時代があったのですね。つい最近まで。考えさせられた作品でした。