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松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。 学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するがーー「みなも」 いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とはーー「愛の泉」ほか全六章。 世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。 【著者略歴】 寺地はるな(てらち・はるな) 1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。会社勤めと主婦業のかたわら小説を書き始め、2014年『ビオレタ』でポプラ社新人賞を受賞しデビュー。『大人は泣かないと思っていた』『正しい愛と理想の息子』『夜が暗いとはかぎらない』『わたしの良い子』『希望のゆくえ』など著書多数。
レビュー(358件)
新聞の書評でお薦めしていたので購入しました。全国学校図書館も推奨の感動の1冊です。
色々なことを思わせてくれる、感情が溢れてくるような本でした。小学校の子どもでも読みやすいようで、とても気に入ったと話しています。
親子で読みました
寺地はるなさんの著書は、図書館で借りれるものはすべて制覇していました。 今回、中学受験生へのおすすめ本の中にあり、自分と息子のために購入。 私はあっという間に読破、涙なしではいられませんでした。 息子も時間をかけてですが、読み終わっています。 子供は何を感じたか? きれいな風景を思い浮かべながら、優しい気持ちで読みました。
一気読み
正直に前向きでいたいと思う。また、読みたくなる本。
読後、清々しく爽やかな気持ちが流れます
家族それぞれみんな想いに、ハッとさせられたり、共感したりして、涙があふれてしまいました。 自分の好きと思う気持ちを大切にしたい。 やりたいことは全部やりたい。 清々しく、前向きに、優しい気持ちが溢れます。 心あたたまるオススメの1冊です。