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震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化ーーこうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる! 日本は石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になったーーこうした日本の柳の枝のような、しなやかな強靭さ、すなわち「レジリエンス」をさらに磨きGDPを2倍に! 震災に備えて列島を強靱なものに作り替え、東海道ベルト地帯を強化し、分散型の国土構造のもと地方都市を活性化するーーこうしてGDP900兆円のユートピアが生まれる! 日本は、石油ショックのあと世界一の省エネ大国になり、阪神淡路大震災のあとは耐震設計が驚くほど進み、耐震技術についてもまた世界一の国になった。バブル崩壊後は、多くの企業が莫大な借金を背負うことになったが、もの凄い勢いで借金を返し、逆に預貯金が有り余るような状況になった。東日本大震災後の電力不足の問題にしても、個人も法人も凄まじい勢いで節電に協力し、当初のほんの短い期間をのぞき計画停電は実施されなかったーーこれらの歴史的事実はみな、さまざまな外的なショックに対する日本の驚くべき対応力を意味するもの。この対応力こそが、「レジリエンス」(resilience)。 日本を救い続けてきた、この「レジリエンス」--柳の枝のような「しなやかな強靭さ」をさらに磨いたとき、GDPは2倍になる。 序 章 震災が生んだこころ豊かな国 第1章 巨大地震の三連動とは何か 第2章 戦後レジームの終焉 第3章 八つの策で強靱化する日本列島 第4章 震災に備えて経済成長 第5章 地方都市が豊かになる分散化 第6章 震災ユートピア 第7章 列島強靱化がつくる未来
レビュー(17件)
筆者の考えに大いに賛同いたします。早急に有効な公共事業に資金投入すべきです。
平和ボケから目覚めよう
(40代主婦です)三橋貴明さん、中野剛志さんもよく読んでます。藤井さんのを2冊ほど読んでこちらも読みたくなりました。 未来のためには面倒なことでも頑張ろうという気持ちになりました。
良い本です。
『日本の国土』と『日本経済』の為にいま必要な事は何か? がわかりやすく書かれています。 政治・行政に携わる人だけでなく、広く一般読者にも読んでほしい一冊です。