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現在、私たちを取り巻く「知」の数々は、20世紀以降の世界がおかれた4つの状況から発生する。本書ではそれを、ポスト・グーテンベルク状況、ポスト・モダン状況、ポスト・ナショナル状況、ポスト・ヒューマン状況と名づける。そして、そこから浮かび上がってくる「イメージと記号論」「情報とメディアの思想」「ナショナリズムと国家」など、15個のトピックスに切り分け、ソシュール、レヴィ=ストロース、フーコーという巨人たちの思想を読みなおしていく。ありきたりの哲学教科書では学ぶことのできない、現代思想における全ての最重要論点を、一から平明に解く15章の徹底講義。
レビュー(20件)
考えさせられました。
なかなか考えさせられる内容でした。ポスト・グーテンベルグの世界では、過去の文献を渉猟し、思考を発展させるやり方は古いんですかね。還暦過ぎの者にとっては刺激があり、AMAZONのKindle版を読んでいましたが、妻用に紙本を購入しました。