発端は、図書館に届いた短篇コンクールの応募原稿だった。通りがかりの自動車修理工が溺死するのを主人公が傍観するという風変わりな内容の作品だったが、問題はその事故が実際に起きており、しかも原稿はその事故が報じられるよりも前に書かれていたことだ。すぐに第二の原稿が届き、やはり作品内容と同じ状況の交通事故が起きていることが判明した。ダルジールの命を受け、新米刑事ハットが捜査に着手した矢先、第三の原稿、そして殺人事件が!言葉遊び、語呂合わせ、綴り替えなど、巨匠がその知的趣味と騙しの美学を満載して贈る超大作。
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