石田梅岩(1685年から1744年)思想家、儒学者。
京都亀岡の百姓として生まれ、商家にて奉公しながら独学で諸学に親しんだ。長じてからは小栗了雲に師事して思索を深め、職を辞し、儒者として身分や性別を問わず広く門戸を開いた。人の「性」を知り、物事の在るべき姿、なすべき義に添った生き方を説き、のち石門心学と呼ばれる独自の思想を打ち立てた。今なお人々の心を動かし続ける市井の思想家の生涯を描く。
序 章 石田梅岩をめぐる現在
1 講舎活動の現在
2 梅岩研究の現在
3 梅岩研究の問題点
第一章 生い立ちと奉公の日々
1 生い立ち
2 奉公の日々
3 商家をめぐる状況
第二章 独学の日々
1 独学の過程
2 仁斎学との関連
3 諸家の講釈を聞く
第三章 発 明
1 小栗了雲との出会い
2 了雲から学んだこと
第四章 開 講
1 講釈の公開性
2 我不肖の身にて儒を業とす
第五章 自 炊
1 性ヲ知ルヲ先トス
2 聖人ヲヒキ受ル
第六章 弟子たちの発明
1 性を知る者百余人
2 発明までの軌跡
第七章 出 版
1 『都鄙問答』の出版
2 商人の道
3 武士と商人
第八章 弟子たちとの研鑽
1 「石田先生語録」とは
2 武士に関する語録
3 仇討ちをめぐる語録
第九章 倹 約
1 義を積む実践
2 約ヲ守ルハ義ヲ積ムニ同ジ
3 『斉家論』の刊行
終 章 没 後
参考文献
あとがき
石田梅岩略年譜
人名索引
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