本書は、私たちの生活空間がどんな意味を持つデザインなのか、日本と西洋の伝統的なランドスケープや近現代のデザインからルーツを探る。その再発見によって、今後のまちなみのデザインコントロールや地域計画がいかにあるべきか、考えていくことができるものとなっている。写真を多用し、わかりやすく紹介した。
序章 身の回りのデザインを鑑る眼
[第1部]身近な空間のデザインを読む
第1章 日本庭園のデザインをルーツとする現代のデザイン
第2章 西洋庭園のデザインをルーツとする現代のデザイン
第3章 近代デザインをルーツとする現代のデザイン
第4章 戦後のデザインと現在のデザイン
[第2部] 現代のデザイン現象を考える
第5章 均質化、無個性化するランドスケープ・デザイン
第6章 社会の仕組みがつくるランドスケープ
終章 死生観とランドスケープ・デザイン
レビュー(3件)
身の回りの空間への理解が深まる本
他の方のレビューにもありましたが、まち歩きのお供にオススメです。 読了1回目→ふ~ん、なるほど? 読了2回目→まちなかで実際に様々な空間や建物などのデザイン観察をしてみると、なるほど!(膝ポン)となる。 読了5回目以降→本を毎回めくらずともデザインの由来に見当がつくようになり、徐々に感覚が鍛えられてくる。 つまり、本を参考に実践してみないと面白さはわからないと思われます。 読むだけで終わるタイプの人にはあまり刺さらないかも。 この本の最終章に、墓地・墓苑が出てきますが、なぜ「空間から」「読み解く」「環境デザイン」にこれらが含まれてくるのか。この作者が一体何を目指しており、一体何を読者に理解してほしくてこの構成にしたのか、が分かってくると別の面白さが得られると思います。 実際に現地に赴いて検証することや謎解き系に興味があり、かつデザインも好きな人(あまり多くない気もしますが)は、手にしてみる価値はあり。(注:ミステリ小説ではありません)