「父が最後に買ってくれたのはセブンーイレブンのおでんだった」
「ダ・ヴィンチ」編集部が選んだ「今月の絶対はずさない!プラチナ本」 (2018年3月)に選出。
心に響く名作、待望の文庫化!
・叔父さん
・タクシーの中で
・売店のビスケット
・ほしいもの
・おでんを買いに
・ドールハウス
・父語る
・縁側のできごと
・父の修学旅行
・美しい夕焼け
・冷蔵庫の余白
・クジラの歌
・おばんざい
・最後のプレゼント
・クラスメイトのこと
・ひとり旅
・桜花咲く頃
・わたしの子供
・卓袱料理
・ハロウィンの夜
・コロンの記憶(単行本未収録作品)
いつまでもそばにいてくれると思っていた人が突然いなくなってしまったら...? 大切な人を失い悲しい経験をした人も、いつか別れをするかもしれない人も、どんな人の心も震わせる珠玉のエッセイ。何気ない日常のふとした瞬間は、このうえのない宝物。人は誰でも自分だけの人生を生きている。単行本未収録作品「コロンの記憶」を収録。
レビュー(107件)
エッセイは苦手なことが多く、あまり読まないのですが、 この作品はいい本だなぁと思えました。
作者のお父さんとの別れが書かれている本。 別れが近づいたことで思い出したこと、新たにできたこと、お父さんとの思い出がたくさん詰まった宝箱のような一冊です。
ふとレビューを見かけて注文しました。自分には少し苦手な文章でなかなか入り込めませんでした。
読み進めながら、私も父の事を思い出していました。その時出来る事をしてきたつもりでしたが、やはりあとから思う事ってあるものですよね。作者の気持ちに同調してしまいました。
親を亡くした人にはジーンと胸にくるものがあると思います。私は、読みながら数年前に他界した父親を思い出し、涙しました。 どんなに会いたくても会えなくて、時間が経っても悲しみの波がうち寄せる時もありますが、「永遠のおでかけ」に出掛けたんだと思うと、空の上で元気にお散歩している父親の姿が浮かぶようになりました。ミリさんの優しい文章のおかげです。