戦時中(昭和18年)、田舎町に生まれた天宮明男の成長記。上・中・下三部作の《上巻》第一話『下駄騒動』訳ありの祖母に、小学校三年生の明男が仕掛けた、いたずらの顛末。日頃、母をいじめる姑の下駄を川に放り込んだ明男。祖母の泣き顔を見ようとした明男であったが、・・・第二話『釣と進駐軍』終戦直後の日本には、日本の占領政策を遂行するために米兵を中心とした連合国軍が大量に駐屯した。その統治下で、敗戦国日本国民は、息を潜める様な生活を強いられていた。そんな時世に、父洋一と五歳の明男が、早春の利根川に釣行。橋上を渡る進駐軍と、どの様な交流が・・・第三話『祭りの仇討ち』明男、小学六年。娯楽の少ない当時、年に一度の天神祭は、子供達にとって晴れの日。縁日屋台で、いかさまに引っかかり頭にきた明男が、友達と共に、大人相手に戦いを挑んだ顛末。この因縁が後々、惨劇を呼ぶことになろうとは・・・・
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