“諸行無常の響き”を聴きながら
滅亡と新生を繰り返す歴史の中に21世紀の今を問い直す、現代版『平家物語』絵巻
安野光雅美術館(島根県津和野町)開館5周年記念出版
“祇園精舎”から“女院死去”まで精密な絹絵と、書下ろしの文章で織りなす、安野光雅の華麗な世界、79場面・143章段を収録。
亡びることは、はかない。しかし亡びることは、新しいものを生みだすことでもある。歴史は滅亡と新生の繰り返しなのだから、詠嘆は、心をとりなおすために必要な、浄化の手段なのであろう。--<著者あとがきより>
※本書は、1996年刊『繪本 平家物語(特装愛蔵版)』を軽装にして再刊行したものです。
レビュー(9件)
眼福♪感服♪
20年近く前、原画展を拝見しました。 ●タイトルは「繪本」となっていますが、「平家物語」のダイジェスト版に安野氏の絵が組み合わされた大人が満足する1冊。子供用の絵本とは一線を画する本です。 ●一枚一枚の絵はカジュアルな「挿絵」ではなく上質な「作品」です。 ●原典をわかりやすく噛み砕き、難読箇所にはルビ。丁寧な文章です。 ●長い長い平家物語(13巻194章)のうち143章を採りあげ、本文159ページ中絵画が79点。約半分が絵画と言う贅沢。 ●「繪本三国志」でも感じたことですが、安野氏の該博な知識と文章の力にも感服です。 ●原典にあたる暇も根性も失せた私にとって、本当にうれしい。しかもこの価格!
安野光雅さん
『旅の絵本』などの、こども達が楽しむ絵本のイメージしか持っていなかったので、新鮮でした! 絵ばっかりの本なのかな?と思っていたので、文章のページがわりと多いので、イメージとしては平家物語の挿し絵を安野光雅さんがされている、という感じです。
安野さんのファン
安野さんの絵本のファンで、平家物語も好きなので実物を水に購入しましたが、物語の場面の一部が描かれているだけなので、正直言って期待外れでした。絵巻のように絵を見るだけでお話の流れがわかるようになっていたらよかったです。
買っちゃった~~~~ カジュアル版って言うのが出てたんだね~~。知らなくて。 安野さんの絵はとってもとっても好きなのです。その上、平家物語も大好きなんです。デラックス版を購入しようかと真剣に考えていたのですが、ヨカッタ。 今から届くのが楽しみで仕方ありません!