グローバル競争が進むなかで金融の自由化はひとつの潮流となっているが、アジアの諸国もその例外ではない。日本では、1980年代から始まる金融自由化の流れのなかで規制の弊害と緩和を経験しつつ、1997年には国内社債市場が誕生した。アジアの国・地域における社債市場の生い立ちはさまざまだが、現在あるいは将来的にも採れる唯一の政策は規制緩和である。そのために各政府は、社債と銀行借入の選択から社債スプレッドにいたるまで、どのような政策を採用し、いかなる役割を果たす必要があるか。本書はアジア社債市場の育成と発展を、日本の歴史的な経験を踏まえて理論と実証の両面から考察する。
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