レニー・ブルース【Blu-ray】
: ボブ・フォッシー/ダスティン・ホフマン/ヴァレリー・ペリン/ジャン・マイナー/スタンリー・ベック/ゲイリー・モートン/ジュリアン・バリー/ラルフ・バーンズ/ボブ・フォッシー
その声は夜のしじまをふるわす魂の叫び! その言葉は全米を突き刺す鋭い刃!
暗いステージから 誰もいない客席へ 孤独のスポットを浴びた レニーの声が聞こえる!
〇過激な言動で表現の自由を訴え続けた唯一無二のエンターテイナーの破滅的人生をダスティン・ホフマンが熱演。
〇監督はミュージカル史上最高峰の振付&演出家であり、「キャバレー」(1972)でアカデミー監督賞を受賞したボブ・フォッシー。〇1974年度アカデミー賞では作品賞を含む主要6部門にノミネートされたアメリカン・ニューシネマ後期を代表する傑作。
わが国でも1975年度ブルーリボン賞外国作品賞を受賞!
〇アメリカン・ニューシネマの傑作がついにブルーレイ化!
*アメリカン・ニューシネマ
政治や戦争に異を唱える若者を中心とする反体制的人物の心情を綴った1960年代後半から1970年代半ばにかけての映画作品群
レビュー(2件)
ホフマン&フォッシーならもっと良く出来た筈というのが☆の数です、ハイ
ダスティン・ホフマンの圧倒的な演技
もはや伝説の、と言って良いボブ・フォッシー監督。アカデミー賞(監督賞・主演女優賞・助演男優賞・撮影賞等、何故か作品賞は受けていない)を得た「キャバレー」が最も有名な作品かと思うが、その後も映画では「レニーブルース」、「オール・ザット・ジャズ」、「スター80」と続く。また死後だが舞台(脚本・演出・振付)を手掛けた「シカゴ」も映画化(ロブ・マーシャル監督)されている。 そして、この作品の主人公レニー・ブルースも1950年代後半から1960年代前半にかけてショー・ビジネス界では伝説的な人物である。そんな彼を、関わった人物のインタビューで振り返る疑似ドキュメンタリーの体裁をとっている。インタビュアーは(画面に出てこないが)ボブ・フォッシー監督自身だ。こういう人物の常で、酒・薬・女に溺れて破滅的な人生を送り、最後は若くして死ぬ。そんな人物を演じてダスティン・ホフマンの演技・口舌は圧倒的で、画面から伝わる熱量は半端ではない。名作の多いダスティン・ホフマンの演技歴の中でも、ベスト・パフォーマンスと言い切って良いと思う。しかし、この作品ではアカデミー賞の演技賞は獲れていない。ダスティン・ホフマンがアカデミー賞(主演男優賞)を得るのは、この作品から5年後、1979年の「クレイマー クレイマー」まで待たなければならない(1988年の「レインマン」でも受賞)。 ラストショットは、レニー・ブルース本人の全裸死体(写真)という衝撃的なカットで終わる。今では許されないだろうなぁ。「キネマ旬報」ベストテン(1975年)第4位。