これで安心! 乳歯・幼弱永久歯の外傷への対応ー保存か抜歯かを見極め,良好な長期予後を獲得する治療・術後管理のポイント
■転倒や衝突などで外傷を受けた子どもは突然来院します.そのような時にも慌てず,乳歯と幼弱永久歯それぞれの特徴や違いを理解し,適格な診断と迅速な初期対応をすることが求められます.
■本書では,患児が来院した時の初期対応の基本から受傷様式別の対処法,患児・保護者への対応,術後管理中に合併症が生じた時の対応のポイントなど,乳歯・幼弱永久歯の外傷治療を適切に行い,良好な予後を得るために必要な知識と技術を丁寧に解説しています.
第1章 乳歯・幼若永久歯の特徴と外傷に対する考え方
1 小児の外傷への対応は難しい
2 乳歯・幼若永久歯では同じ受傷状態でも考え方が異なる
3 外傷時に考慮する乳歯の特徴
4 晩期残存乳歯の交換で考えなければいけないこと
5 外傷時に考慮する幼若永久歯の特徴
第2章 外傷発生時の対応と注意点
1 外傷発生の連絡を受けたら(保護者・養護教諭への指示)
2 診療室に到着してからの診査
3 破折歯・脱落歯の保存法
4 患児・保護者への説明
第3章 乳歯・幼若永久歯の外傷に対する対応
1 乳歯・幼若永久歯の病態(受傷様式)別の対応・治療方針
2 歯冠破折部の修復法
3 歯内療法の選択
4 歯根破折歯の経過
5 外傷歯の固定
第4章 外傷歯の術後管理と合併症
1 外傷歯の治療目標
2 外傷歯の経過観察中に起きる合併症
Column 外傷歯の根管治療
3 乳歯外傷による後継永久歯への影響
4 術後管理のポイント
第5章 症例から学ぶ外傷歯への対応 89
CASE1 乳歯の陥入・側方脱臼症例ー元の位置まで再萌出した症例
CASE2 乳歯の陥入症例ー経過観察中に外部吸収を起こした症例
CASE3 乳歯の歯冠・歯根破折症例ー抜髄後,永久歯交換まで観察した症例
CASE4 乳歯の完全脱臼症例
CASE5 乳歯の歯根破折症例ー乳歯歯根が残存したまま生理的歯根吸収が起きて後継永久歯への交換を迎えた症例
CASE 6 永久歯露髄を伴わないエナメル質象牙質破折の症例
CASE7 部分的生活歯髄切断法を行った症例
CASE8 歯冠・歯根破折の保存症例 1-外科的挺出,再植を行った症例
CASE9 歯冠・歯根破折の保存症例 2-矯正的挺出を行った症例
CASE10 破折歯の接着にファイバーコアを利用した症例
CASE11 永久歯の陥入症例
CASE 12 永久歯の挺出症例 1
CASE 13 永久歯の挺出症例 2
CASE 14 永久歯の多数歯にわたる破折症例
第6章 これで安心! 外傷歯の疑問に答えるQ&A,Tips
Q1 外傷歯の固定除去はどのようにすればよいでしょうか?
Q2 応急処置はどこまですればよいのでしょうか?
Q3 幼若永久歯と成熟永久歯はどのように判断すればよいでしょうか?
Tips1 変色した歯冠破折歯の漂白
Tips2 外傷後の歯の変色
Tips3 乳臼歯の外傷
Tips4 外傷後の超長期経過
Tips 5 治療計画書の記載例
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