日本全土を巻き込んだ南北朝争乱で、一族の命運をかけて激しい戦いを繰り広げた白河結城氏。
後醍醐天皇の信任を受けて、北畠顕家と共に激戦を繰り広げた宗広、
南朝勢力の糾合をはかる北畠親房に対し、苦悩をつづけた親朝。
相反する選択をした父子の戦略を最新の研究成果で解明する!
第一章 歴史の舞台に登場した白河結城氏
一、動乱の幕開け
二、鎌倉幕府の滅亡と白河結城一族
三、白河結城氏の系譜
第二章 白河結城氏と建武政権
一、新政権と結城宗広
二、陸奥国府の体制
三、新政権崩壊へ
第三章 結城親朝と北畠親房
一、常陸国に漂着した親房
二、親房の奥州諸氏への対応
三、常陸合戦の中で
四、親房の没落と結城親朝
終 章 幕府へ投降後の白河結城氏
一、親朝と幕府
二、白河家と小峰家の並立
レビュー(2件)
南北朝の歴史を彩ったキーマン結城父子。この動乱の時代、どこか浮世離れした感覚の手紙魔北畠親房には 誤算が多かったかもしれないが、親と子の考え方が異なるケースもあるというのは現代と同じだろう。 むしろ1つの判断が自身と家や家臣団の運命を左右しうるこの時代では尚更だろう。研究者用の専門書は分からないが私のような一般人が読む書籍で結城親子を扱った書籍は貴重。著者は伊藤喜良氏。この時代の著書が多く既読分に関しては全てが良く調べてあり読みやすく読み応えがある。ご高齢とは思うが今後も良著の出版を期待したい。良い本です。