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調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。それに対し、榎木津の破天荒な振る舞いが炸烈する!「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の三篇を収録。
調査も捜査も推理もしない、天下無敵の薔薇十字探偵、榎木津礼二郎。過去の事件がきっかけで榎木津の“下僕”となった「僕」は、そのせいで別の事件にも巻き込まれてしまう。探偵を陥れようと、張り巡らされた罠。それに対し、榎木津の破天荒な振る舞いが炸烈する!「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の三篇を収録。
レビュー(115件)
楽しんでます。
現在読んでいる最中です。榎木津の下僕と成り下がった?電気配線工事図面引きの本島を中心中心として巻き起こる短編集ではありますが、多作品との関連性ありで前作などを通して読むとおもしろさが倍増します。京極道との掛け合いも、主作品とは違った京極道の姿が見えています。もちろん榎木津探偵の活躍にも満足します。
榎さんがかっこよくってもうたまらないです。この本の厚さがうすく感じるのだから、京極夏彦おそるべし。
京極さんの百鬼夜行シリーズで未読な物がこれだけになり、なんか読むのが惜しくてグズグズしております。早く続きが出ると良いのにと...。こういう風に、中毒?依存のようになる作品群です。
連作短編の形態です。 これだけ読んでも十分面白いですが、 京極堂シリーズを順に読む方が、 榎津さんの魅力がよりわかるのでお勧めです。
相変わらず面白いです。 電車で読むのが少しはずかしかも…(たぶん、顔がニヤケてる) 前作、雲も読んでるはずなのに いつものように全然覚えてません。 ま、前作覚えてなくてもあまり困りませんがね。 それにしても重い本です。(笑