「文学」を読む面白さとはなにか
西鶴、馬琴といった近世を代表する小説家の作品を読むことの意味を問いかけ、遍歴小説のさきがけ『和荘兵衛』の奔放な想像力や、読本『板東忠義伝』の歴史的知識にもとづいた構想力など、文学史で忘れられた作品も紹介する。研究状況に対する不断の問いかけの一方で、「文学」の面白さを追求しつづける著者の最新評論集。
[1 西鶴を読む]
第一章 西鶴を読むということ
第二章 西鶴の「世間」
第三章 西鶴「はなしの方法」再考
第四章 『椀久一世の物語』頌
[2 馬琴の悪]
第一章 『椿説弓張月』の「琉球」
第二章 『椿説弓張月』余談
第三章 馬琴の「悪」
第四章 蟇田素藤頌
[3 知られざる近世小説の愉しみ]
第一章 世界の外へ
第二章 『和荘兵衛』の後で
第三章 稗史としての『板東忠義伝』
第四章 『板東忠義伝』の諸本とその成立
[4 近世小説と批評の可能性]
第一章 近世小説を批評する
第二章 近世小説の「文章」
第三章 近世小説のブンガクキョーイク
第四章 ゴーストは囁くか?
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