【POD】栄養士になるための初年次教育ワークブック
大学での学びや生活は、高等学校とは大きく違います。授業時間は長く、授業形態は、講義や演習、実習、ゼミナールなど様々です。ホームルームの時間や自分たちの教室はありませんので、連絡事項は掲示板やwebサイトで確認します。時間割は学科、専攻で決まっているわけではなく、自分で授業を選択して作ります。大学では、色々なことを自分で判断して行う必要があるのです。大学入学後にこの違いについていけない不適応への対応として、重視されているのが初年次教育です。初年次教育とは、主に大学の新入学生を対象に行われており、高等学校から大学教育への円滑な移行を目的として、大学での学習と生活を成功させるためにつくられた総合的な教育プログラムです。一般的に、初年次教育では、文章の書き方、論文・レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方などの大学での学びに必要なスタディスキルの習得や、大学生として必要な一般常識や望ましい態度などスチューデントスキルの習得、専門教育への導入、リメディアル教育などが取り扱われています。この初年次教育プログラムによって、学習のモチベーションや目標が明確になることで、自ら学びに向かうようになるといわれています。現在では、各大学で多彩な取り組みがなされており、教育効果が報告されています。鈴鹿大学短期大学部食物栄養学専攻では、初年次教育プログラムを「総合演習」科目として長年に渡り構築してきました。今回、そのプログラムをワークブックとしてまとめました。本書は、栄養士を目指す学生に向けて、大学生活への適応と栄養士になるための動機づけを目的として書いたものです。第1章では、「大学生として身につける力」としてスタディスキルやスチューデントスキルの習得を目指しています。学習面での不適応は4月段階から始まるといわれています。大学生として最低限必要なスキルについては、入学後に速やかに身につけて学習効果を高めましょう。第2章は、栄養士という専門職に就くための導入教育にあたります。栄養士の仕事への理解を深めるとともに、栄養士として必要な知識や技術、態度を身につけます。本書がみなさんの学習サポートの一助となれば幸いです。
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