「運動は物質に本質的である」とスピノザを批判したアイルランド生まれの思想家ジョン・トーランド(1670-1722年)。書簡形式で書かれた五つの論考から成る本書は、宗教的支配の源泉にある魂不滅説を習俗的原因から解明するとともに、自然哲学から非物質的存在を排除することで、人々を縛る宗教的恐怖を打破する。ライプニッツやピエール・ベールとの論争を経て彫琢された唯物論的自然哲学の世界が、いま立ち現れる!
凡 例
序 文 これはロンドンの一紳士に宛てた手紙で、以下の諸論考と一緒に送られた。各論考について執筆のきっかけが含まれている
第一書簡 偏見の起源と力
第二書簡 異教徒における魂不滅説の歴史
第三書簡 偶像崇拝の起源および異教信仰の諸理由
第四書簡 オランダの一紳士に宛て、スピノザの哲学体系には原理あるいは基盤がないことを示す
第五書簡 運動は物質に本質的である。「スピノザ反駁」に寄せられた、ある貴人からのいくつかの意見に答える
訳 注
解 説
人名・書名索引
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