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長田弘の「絆」の詩篇に、クリムトの樹木と花々。人生のなかでときに訪れる悲しみに、静かにそっと寄り添う、とてもやさしくあたたかい詩画集です。 収録 『花を持って、会いにゆく』 『人生は森のなかの一日』 本書/帯より 「すべての、それぞれの愛するひとを見送ったひとに」 落合恵子 母を見送った季節が、まもなくやってくる。喪失の悲しみをいやすことはできないし、 その必要もないと考えるわたしがいる。なぜならそれは、まるごとの、そのひとを愛したあかしであるのだから。 悲しみさえもいとおしい。けれども、どうしようもなく、こころが疼くとき、 長田弘さんの、この、ふたつの「絆」の詩を声にだして読む。人生に余分なものは何ひとつない、と。 ------ どこにもいない? 違うと、なくなった人は言う。 どこにもいないのではない。 どこにもゆかないのだ。 いつも、ここにいる。 歩くことは、しなくなった。 ---本書よりーーー
レビュー(46件)
落合恵子さんの深夜便で長田弘さんの詩集を知り、すぐ購入しました。クリムトの絵も素敵で綺麗で、癒されます。とても良かったです。
早く着きました。
一度、他のショップで納品ができなくてキャンセルされました。 こちらは「在庫あり」となっていたので恐る恐る注文したのですが意外と早く配達していただきました。 痛みにくい配慮をされた梱包で良かったです。 有難うございました。
何年も欲しかった詩集です。絵も素敵です。
クリムトの絵と長田弘さんの詩のコラボ、大切な人を亡くした思いが見事に絵とマッチしています。悲しみが軽減されるわけでもないけれど、心が温かくなります。
大切な一冊
静かに心に響いてくるような、大事な一冊です。