高校1年生の西倉夏希は、誰もいない防波堤がお気に入りの場所だった。ある日、いつものようにモヤモヤした気持ちを抱えながらそこへ行くと、先客がいた。初めて見る顔……と思いきや、よく見ると、園芸委員会で一緒の1学年上の永瀬碧生だった。いつもマスクを付けて前髪で目を隠していたため、すぐには分からなかったのだ。手元にあった、鉛筆で描かれた防波堤の絵を、慌てて隠される。気になった夏希は永瀬のことを調べると、以前は絵画コンクールで優勝するほどだったが、何かのきっかけで高校進学以降、コンクールなどに出ていないことが分かる。結果が出せずに陸上部を辞めた自分と重ね、先輩を知っていく内に、ひょんな事から雑誌モデルをしていることが分かるがーーーー。一度挫折した二人が再び輝くために取る行動とは?胸キュン青春恋愛小説。
第一章 私だけの秘密の場所
第二章 海に消えた絵
第三章 似た者同士
第四章 なにも知らない
第五章 裸足になって
第六章 戻れない過去
第七章 夕陽の坂道
第八章 勢いよく走るだけ
第九章 ここから逃げよう
第十章 ふたりだけの青い空
レビュー(0件)