カブリエル・ガルシア・マルケス『百年の孤独』、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』、フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』、フリオ・コルタサル『石蹴り遊び』…。
文学史に名を残す作家たちの作品はどのように刊行・宣伝され、スペイン語圏のみならず、世界中でブームを巻き起こしたのか?
各国の出版事情や、書籍・雑誌の流通を考察することで、ラテンアメリカ文学が国際的に認識されていく過程を解き明かし、創作のあり方のみならず、出版文化史における編集者や出版社の役割を詳述した画期的な一冊。
序文 寺尾隆吉
第一部 概論
20世紀のラテンアメリカにおける文学出版業 寺尾隆吉
第二部 国際的文学ネットワークの形成に向かって
出版黎明期のアルゼンチンとホルヘ・ルイス・ボルヘスの創作ーー「ドン・キホーテの作者ピエール・メナール」の背景 寺尾隆吉
文芸誌『スール』とラテンアメリカ文学 大西亮
フェリスベルト・エルナンデス作品の受容に見るウルグアイ出版産業の展開 浜田和範
フアン・ルルフォ作品がカノンになるまでーーフォンド・デ・クルトゥーラ・エコノミカ社と1940年代・1950年代の雑誌を中心に 仁平ふくみ
コスモポリタンなラテンアメリカ文学と文芸誌・出版社ーーカルロス・フエンテス、『レビスタ・メヒカーナ・デ・リテラトゥーラ』、ホアキン・モルティス社、『ムンド・ヌエボ』 藤井健太朗
ベネズエラと「ラテンアメリカ文学のブーム」--受容、出版社、論争 グレゴリー・サンブラーノ(翻訳:栗原佑紀子)
スダメリカナ社の出版戦略とラテンアメリカ文学のブームーー『石蹴り遊び』と『百年の孤独』の刊行 寺尾隆吉
ラテンアメリカ文学出版関連年表
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