4ひきのちいさいおおかみ
: スベンヤ・ヘルマン/ヨゼフ・ヴィルコン/石川素子
さあ、冒険にしゅっぱーつ!
はじめて自分たちだけで
森のなかを冒険する
おおかみのこどもたちのようすを描く、
楽しい一冊。
ブラティスラヴァ世界絵本原画展金賞を受賞し、
国際的にも評価の高い
ポーランドを代表する絵本作家による
美しい絵も魅力です。
星のきれいな夜のこと、
4ひきのおおかみのこどもたちが、
すあなで目をさましました。
おかあさんは、かりに出かけています。
4ひきは、おかあさんが帰ってくるまで
すあなで待っていないといけません。
でも、なんだか外へ出てみたくなりました。
みんなは一列になって、
すあなから出ると、
夜の森をとことこ進んでいき…?
レビュー(6件)
狼も普通の野生動物だ
悪者扱いされることが多い狼を、普通の野生動物として描いている視点が新鮮。しかも、子狼なので、捕食者どころか被捕食者になる危険性もあるわけで、ハラハラドキドキの連続です。愛くるしくも危なっかしい存在。子狼と人間の子供の姿が重なり、人間も狼も同じ生き物だと痛感します。お話も良いですが、絵がこれまた良い。一見地味ですが、様々な技法・表現を用いて子狼と自然を生き生きと描いており、ヴィルコンさんは相当絵が上手い人だと思います(日本の絵本画家だと赤羽末吉さんに近いかも)。それもそのはず、国際的な絵本賞を数々受賞してる方なのですね。オリジナルが2020年発売で徳間書店版が2021年1月発売。こういう優れた絵本をリアルタイムで翻訳・出版する徳間書店のセンスに脱帽です。