与謝野晶子によって初めて現代語訳された『源氏物語』。本書により難解といわれた『源氏物語』が国民の愛読書となった。恋物語としての面白さを濃縮して、恋愛小説として楽しめるのが最大の特徴。桐壺帝の皇子光源氏は幼い頃死別した母に似た藤壺の宮に恋心を抱いていた。山寺を訪れた光源氏は藤壺に生き写しの少女を目撃。僧都から素性を聞き出すーー。本巻には「桐壺」から「行幸」を収録。梶田半古の挿画入り。
序文 上田 敏
序文 森 林太郎(鴎外)
桐壺
帚木
空蝉
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花の宴
葵
榊
花散里
須磨
明石
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
槿
乙女
玉鬘
初音
胡蝶
蛍
常夏
篝火
野分
行幸
(中 六条院の四季)
藤袴/真木柱/梅枝/藤の裏葉/若菜 上/若菜 下/柏木/横笛/鈴虫/夕霧/御法/まぼろし/匂宮/紅梅/竹河/橋姫/椎本/総角
(下 宇治の姫君たち)
早蕨/宿り木/東屋/浮舟/蜻蛉/手習/夢の浮橋
新訳源氏物語の後に 与謝野晶子
解説 神野藤昭夫
レビュー(10件)
ラジオ放送を聞いて
まだ読んでませんが、NHKの教養講座で「源氏物語」があって、それを聞いていて読んでみたくなりました。いろんな人が現代語訳をしていますが、講座ででてきた与謝野晶子のを選びました。「千年も変わらない人の気持ち」は将来もかわることはないでしょう。読むのが楽しみです。
抄訳と全訳
与謝野晶子による「源氏物語」は抄訳と全訳の2種類がありますが、これは抄訳のほうとなります。どうせなら、と全訳を読むべきと考えるひとも多いとおもいますが、こちらは与謝野色が感じられ、えもいわれぬ味が感じられます。「全訳」のほうが原作に近いといえば、いえなくもないですが、この本のもっている与謝野色は文学としての捨てがたい魅力を感じます。 原文でなければ、というひとでなければお勧めしたいところです。
だって今年は源氏物語ができて1000年! ミレニアムな年ですもの!よまないわけにはいかない!!