近年、生活困難者が抱える個別的課題やニーズに応える多様な支援が求められ、各地域で工夫をこらした多様な支援策が増えてきている。今回の特集では、「半福祉・半就労」の背景を論じるとともに、各論文から今後の施策や取り組みの展開につなげる論点の整理を行う。福祉的支援と就労支援の連携のあり方への議論を深める、社会政策研究における新たな領域への試みである。
巻頭言 「Fact」を忘れない(阿部 彩)
【特集】「半福祉・半就労」を考える
〈特集趣旨〉座長報告:「半福祉・半就労」を考える(福原宏幸)
「半福祉・半就労」と生活保障、生活保護(吉永 純)
就労支援政策の意義と課題:半「就労」の質をどう担保するのか?(櫻井純理)
静岡方式による就労支援:「半福祉・半就労」から、「脱福祉・脱就労」へ(津富 宏)
「半福祉・半就労」の現状とこれからの可能性:障害者支援政策を手がかりにして(山村りつ)
ディーセント・ワークの再考(大友芳恵)
【投稿論文】
スイスの第10・11次年金改革における政治的コンセンサス(掛貝祐太)
日本における社会保障概念の確立と近藤文二:1950年勧告との関連性を中心に(小野太一)
中国初期協同組合における救貧事業:華洋義賑会の合作事業における成員資格の問題(穐山 新)
【書 評】
米澤 旦 著『社会的企業への新しい見方:社会政策のなかのサードセクター』(評者:橋本 理)
青木 紀 著『ケア専門職養成教育の研究:看護・介護・保育・福祉 分断から連帯へ』(評者:笹谷春美)
田口和雄 著『戦後賃金の軌跡:鉄鋼・電機企業の検証』中央経済社(評者:青木宏之)
田中弘美 著『「稼得とケアの調和モデル」とは何か:「男性稼ぎ主モデル」の克服』(評者:堅田香緒里)
田中拓道 著『福祉政治史:格差に抗するデモクラシー』房(評者:井上 睦)
SUMMARY/学会関連資料
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