【輸入盤】コニャレス山脈を越えて ホセ・ドゥーチェ・チェノイ&アミスティス、ラ・キメラ・コンソート
スペイン黄金時代の音楽とエロティシズム
コニャレス山脈を越えて
アミスティス、ラ・キメラ・コンソート、ホセ・ドゥーチェ・チェノイ(指揮)
スペイン黄金時代の性や愛、人生を歌った大胆な歌を、古楽アンサンブが生き生きと演奏。10人の作曲家のうち、有名なのはエンシーナとサンスの2人だけで、他の作曲家は、熱心な古楽コレクターにとっても未知の存在と思われ、そうしたレアな価値自体も魅力的です。ブックレットのエッセイでは、テキストと曲の両方に潜む多くの意味が明らかにされています。
そのうちのいくつかは、聖職者たちをあからさまに皮肉ったもので、彼らの偽善と男性原理を嘲笑しています。また、男女両方の快楽を謳歌する歌詞もあります。このような歌の性質上、音楽は洗練されたものを捨て、シンプルな楽しみを追求しています。そのベースとなっているのは、シャコンヌとフォリアのベースラインに根ざした力強いスペインのリズムです。そのうちのいくつかは、もともと歌詞とコーラスで歌われており、その場にいる全員が参加していました。また、よりエロティックで官能的なセギディーリャもあります。
ブックレット(英語・24ページ)には、カスティーリャ・ラ・マンチャ大学教授(音楽言語、音楽教育、音楽史、音楽と詩の関係)で文学理論にも造詣が深いフアン・ホセ・パストル・コミンによる各曲の解説などが掲載。
▶ Brilliant Classicsを検索 演奏家情報アミスティス2010年にホセ・ドゥーチェ・チェノイによって設立。スペイン古楽の研究と演奏を組み合わせ、16〜17世紀にかけてスペインの作曲家たちが書いた未発表のレパートリーの復元と普及に注力。ホセ・ドゥーチェ・チェノイ (指揮)ピアノと室内楽の勉強を終えた後、合唱指揮、歌唱、グレゴリオ聖歌、音楽学、オルガン、チェンバロのトレーニングもおこない、歌唱と音楽言語の専門職学位を取得。
また、バレンシア工科大学で古楽の修士号を取得し、カスティーリャ=ラ・マンチャ大学の人文・芸術・教育研究部門で、歴史的音楽の実践に関する研究を実施。
バレンシア州政府音楽・舞台芸術学部の公務員でありながら、伴奏ピアニストや通奏低音奏者として、ソリストや地中海管弦楽団、バレンシア大聖堂合唱団などのグループと共演し、オルガニストとして、また歌手として、いくつかのレコーディングを実施しています。
トラックリスト (収録作品と演奏家)CD 61'38
フアン・デル・エンシーナ [1468-1529]
01. 「このツルツル頭には」 2'15
02. 「鍋と鍵」 3'53
アロンソ・ペレス・デ・アルバ [?-1522]
03. 「母さん、悪く言わないで」 4'15
アロンソ・デ・トロ [15-16世紀]
04. 「ふるいにかけろ、ふるいに」 3'26
アントニオ・デ・リベラ [15-16 世紀]
05. 「コニャレスの山々を越えて(いくつかの峠を越えて)」 8'17
作者不詳 [15-16世紀]
06. 「カラサの娘たちよ、くれるならくれよ」 4'26
ディエゴ・ピサドル [c.1509-c.1557]
07. 「施しをする人がいなければ」 2'21
ルイス・デ・ブリセニョ [17世紀]
08. 「友よ、良い一日を」 3'02
作者不詳 [16-17世紀]
09. 「母さん、母さん、雄鶏が私を食べるの」 2'56
ルイス・デ・ブリセニョ [17世紀]
10. 「あなたは私をびしょ濡れにした(セギディージャ)」 3'42
ガスパール・サンス [1640-c.1710]
11. 「ジャカラス」(器楽曲) 2'35
マテオ・ロメロ [c.1575-1647]
12. 「近所の司祭」 6'13
作者不詳 [17世紀]
13. 「もしキプロスの庭園があなたに閉ざされていたら」 2'54
フアン・ボン [1581-?]
14. 「娘がカタツムリをねだる」 4'52
フアン・アラニェス [c.1580-c.1650]
15. 「おいしい話をききつけて(シャコンヌ)」 6'25アミステ
Powered by HMV
レビュー(0件)