ー「想像」こそが、人間を人間たらしめているー
あらゆる知覚に対応した人間の「想像」は、さまざまな感情や行動を規定し、また多くの芸術文化をも生み出してきた。人における体の感覚、物的環境の知覚、行動、そして感情の有りようについて考察してきた著者による想像論。これは哲学の伝統的用語で言う存在論でもあり、科学論をも含む認識論でもある。そしてとりわけ、フィクションの構造とはどのようなものであるかを、その可能性から解き明かすことに意を注いだ大著。
本書を読むに当たって
序
第I部 想像と現実
第1章 現実との間合いからみる想像のさまざま
第2章 想像する人の基本的現実
第II部 現実の次元と意味次元
第3章 知っていることと意味事象
第4章 言葉
第5章 想い浮かべと意味事象
第III部 物的現実を目がける想像
第6章 物的現実を目がける想像
第7章 想像と知識の蓄積・知識の利用
第IV部 人と人が関与したものに対する敏感さと想像
第8章 人という知覚対象と人に関する想像
第9章 人が関与して残したものの意味を探す
第V部 像
第10章 地図
第11章 彫像
第12章 絵
第13章 演劇
結び 自己像と哲学
本執筆の経緯についてーあとがきに代えてー
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